金蝶体
「金蝶体」は『金花体』や『金文体』など、ダイナフォントを代表する書体を数多く手掛けてきた書体デザイナーであるOliveが、台湾の高名な詩人である周夢蝶氏(1921年~2014年)の筆跡を会得して生まれた新たなる毛筆系書体です。小楷で書かれた筆跡に啓発を受けてその精神を汲み取りつつ、クリエイターとしての芸術的想像にこれまで培ってきた書体デザイナーとしての経験を重ね合わせることで、この舞い躍る蝶の羽ばたきのような「金蝶体」を生み出しました。奥ゆかしく詩情に溢れる文字の佇まいには文人の魂が宿り、そのしなやかな文字が詩を奏でます。
※「金蝶体B」では2024年の春に先行リリースした「金蝶体A」と異なる筆の質感にこだわり漢字の雰囲気により近づけた新たな欧文を収録しています。