雲外蒼天/DynaFontサーバー用フォントライセンス担当:新出貴浩
ダイナコムウェア株式会社 第1営業部
新出はボールペンを購入するとき、文房具店で100種類以上の中から自分が現在一番欲しい1本を選んでいくという。
値段だけでなく、デザインや機能、自分にフィットする書き心地など、慎重に、そして丁寧に、吟味する。
そうしたボールペンを選んでいる時間もまた大切な時間なのだと彼は力説した。
そこには一期一会の出逢いだからこその “付加価値” を大切にしたいという新出ならではの信念がある。
新年度となる2023年4月に、新出が企画を立案したDynaFontサーバー用フォントライセンスの新料金プラン「従量課金制プラン」が提供を開始する。
そのサービスに、彼はどんな “付加価値” を付けたのだろうか。
穏やかな物腰のその奥に秘めた「従量課金制プラン」への熱い想いなど、彼の文字に対するその想いをインタビューした。
担当しているのはダイナフォントをサーバー上でお使いいただくためのライセンス製品「DynaFontサーバー用フォントライセンス」となります。 また、2023年4月4日には新出が立ち上げた新しい料金プラン「従量課金制プラン」もスタートしました。
新出が、どのような縁で “文字の会社” に巡り合い、現在、どのように文字でつながる日常を過ごしているのか、「従量課金制プラン」への想いなども含めて、その旅路をご紹介していきます。
前職はアパレル商社で働いていました。PC上にインストールされているフォントを用いて、Adobeのソフトウェアでデザインを作成して提案する機会などもあったりして、ダイナコムウェアに入社する前もフォントの知識はありました。ただ、フォントが商材として扱われているのを知ったのは転職活動を通じてダイナコムウェアについて調べたときで、それまでは文字に対してあまり意識してこなかったのも事実です。
―アパレル商社では、ご自身でフォントを使用してデザインもされたりもしていたのですね。“Web to Print” とも相性が良い「サーバー用フォントライセンス」の担当は正に適材適所と言えそうです。それでは “文字の会社” で働こうと思った理由を教えていただけますか?
フォントが商材として扱われている事実を知れたことは “青天の霹靂” ともいうか、そのように感じてからは、周りを見渡すと何気なく使用してきたスマートフォンやPCもそうですが、それに限らずに書籍や看板、表札、メニュー表、日常のありとあらゆるモノに文字が使用されていて、この世界が文字で溢れていることに改めて気付かされました。そしてその瞬間、頭の中の雲が晴れてなんだか青天が広がっていって「これだ!」と思ったのを覚えています。こうして今まで意識してこなかった文字に対する興味が日ごとに増していき、ダイナコムウェアを志望しました。
― ダイナコムウェアでも「金剛黒体」を呼吸で表現したりしていますが、文字ってその存在自体が普遍的すぎるというか、日常に組み込まれてしまっている分、その重要性に気付きにくい側面もありますよね。違和感なく読める、伝える、感じられるという事も大切であったりもしますので、歯痒い部分でもありますが……。すみません、話が逸れました。それでは担当されているお仕事や部署について教えていただけますか?
私は法人営業である第1営業部に所属しています。第1営業部ではゲーム業界や放送業界、印刷業界など、様々な業界に対してフォントの使用許諾を締結にする業務を行っています。その中で主に私はサーバー用フォントライセンスを担当しており、サーバーにフォントをインストールするサービスを提供するお客様を対応しています。インターネット上でオリジナルグッズが作成できるサービスなどが該当しまして、作成の際に色々なフォントをお選びいただくことが可能になる契約業務を受け持っています。
― “文字の会社” に入社して働く中で、フォントに関しての意識はどう変化していますか?
扱っている製品上、印刷関係のお客様とお話させていただく機会がとても多いのですが、フォントを1つ変えることで商品の印象がガラリと変化することを認識されているお客様が多く見受けられます。フォントに対する意識が高いお客様と接する中でフォントのデザイン性やクオリティが顧客満足度に直結していることが分かってきました。そうした経験を経て最近では、【フォント=付加価値=満足度】であると考えるようになりました。
―確かにフォントって、その使い方次第で、デザインの付加価値を高めていくことができる存在ですよね。それでは新出さんの座右の銘と、その座右の銘に当てはめたいダイナフォントを教えていただけますか?
座右の銘は「雲外蒼天」にしました。どんな試練であっても努力して乗り越えることで快晴の青空が望めるという意味になります。私はコロナ禍での入社ということもあり、在宅勤務が続いて業務を覚えることに苦労した点や、オンラインミーティングでの商談に当初慣れておらず、苦戦を強いられたりもしました。現在、ウィズコロナが定着して、直接訪問させていただける機会が増えてきましたので、お客様とこの日常に感謝しながら、日々の営業活動に勤しんでいます。こうした日々の想いなどを含めて「雲外蒼天」という言葉を選びました。その「雲外蒼天」という言葉に一番しっくりきて文字映えした書体が「勘亭流」のW9でした。
―晴れ渡る空も予感させる、ご自身が企画立案した「従量課金制プラン」も開始されましたが、「従量課金制プラン」への想いをお伺いしても良いですか?
「従量課金制プラン」は、これからWeb to Printサービスの導入を検討されているお客様に、もっと気軽にダイナフォントを使用していいただきたく立案したプランとなります。「従量課金制プラン」では従来のプランに比べて、基本料金と使用した分だけお支払いいただくプランで初期コストを抑えられるため、お手頃な料金体系でダイナフォントを提供できるようになるので、これまで以上にダイナフォントをサービスに導入しやすい状況が生まれると思います。また、サービス数の縛りもないため、新規のサービスの立ち上げなど、複数のサービスでもダイナフォントをドンドンお試しいただけるとお思います! こちらの「従量課金制プラン」につきましては、まずは2023年4月5日~7日に東京ビッグサイト南展示棟で開催される「第6回 販促 EXPO【春】※本展示会は終了いたしました】」のダイナコムウェアブースでもご紹介しますので、是非お立ち寄りください。その後も、出展予定の展示会を含め、お問い合わせいただければ随時、ご案内させていただきます。
―新料金プランの反響、大いに期待しています! 本日はありがとうございました。
ダイナコムウェア株式会社 第1営業部
DynaFontサーバー用フォントライセンス担当
新出 貴浩
▼「第6回 販促 EXPO【春】」自社ブースにて接客中の新出を撮影。
〇DynaFontライセンス(使用許諾)
DynaFont ライセンス(使用許諾)はこちら
〇DynaFontサーバー用フォントライセンス
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普段使い用と営業用という2種類のボールペンだった。
普段使い用はカーキ色のオシャレのボールペンで手によく馴染むそうだ。
営業用のボールペンには Takahiro Shinde とローマ字で名入れがされていた。学生時代、バイト先の人たちから就職祝いとしてプレゼントしてもらったオリジナルのボールペンだそうだ。
Web to Printサービスの名入れを利用して世界で1本のみ制作された、その特注品のボールペンを現在も大切に使用しているという。
文字ジャーニーとなった新出のルーツはそこにあるのかもしれないなと思った。
曇り空はいつか晴れ渡り、青天の空の下、右手には愛用のボールペン、左手には新たに「従量課金制プラン」というチケットを携え、新出の “文字の旅路” は続いていく。
カテゴリー:その他
書体の太さ:W6/W9/W11
「勘亭流」は、江戸時代の芝居の看板や番付などに使用されたうねりのある手書き文字を元に開発された書体です。重厚で丸みを帯びた設計から江戸時代の文化や情緒がダイレクトに伝わってきます。
〇DynaFontサーバー用フォントライセンス新料金プラン「従量課金制プラン」
ダイナコムウェア株式会社は、ダイナフォントをサーバー上でお使いいただくためのライセンス製品「DynaFontサーバー用フォントライセンス」で、Web to Printサービスを運営されている企業様や新規サービスをご検討されている企業様にオススメの料金プラン「従量課金制プラン」のご提供を2023年4月4日(火)から開始いたしました。
・DynaFontサーバー用フォントライセンス新料金プラン「従量課金制」提供開始のご案内はこちら