文字アカデミー
2021年07月05日

書体とフォントは同じ意味ですか?

文字アカデミー 第1回講義

書体とフォントは同じ意味ですか?”

「この小説の書体は明朝体ですね」
「案内板のフォント、ゴシック体だなぁ」
世の中にある色々な文字の形を見た時、漠然と“書体”や“フォント”という言葉を使っておられる方もいるのではないでしょうか?
しかしこの“書体”と“フォント”という言葉、元々は違う意味合いだったことをご存じでしょうか?
記念すべき「文字アカデミー」第1回の講義では、“書体”と“フォント”について取り上げます。
それでは本日もよろしくお願いします。

ここは文字アカデミー。
多くの文字ッ子が集まり、日々、文字のプロフェッショナルになるべく奮闘している文字の学び舎です。
文字ッ子になりたてのミチルちゃんが何やら悩んでいるご様子で、モジバタ教授を捕まえて質問するようです。
それでは皆さま、ミチルちゃんとともに本日も、文字の文化について一緒に学んでいきましょう。

ミチル:突然ですが、教授、「書体」と「フォント」って同じ意味で良いんでしょうか?
教授:ミチルくん、ビックリするくらい、唐突だね。
ミチル:突然ですみません。でも、気になってしまって…。普段、明朝体やゴシック体を見て、何気なく書体と言ったり、フォントと言ったりしてきたんですけど、そもそも「書体」と「フォント」って同じ意味で使っても良いんでしょうか。
教授:なるほど。そういう人も多いかもしれないね。それではまずは「書体」について説明していこうか。
ミチル:お願いします!
教授:「書体」は「明朝体」や「ゴシック体」「楷書体」、欧文なら「ローマン体(あるいはセリフ体)」や「サンセリフ体」「スクリプト体」などのような、その文字がもつデザインの様式を指す言葉だと覚えよう。
「DFUD明朝体」や「DF金剛黒体Regular」「DF中太楷書体 令和版」 など、欧文なら “Times" や “Gill Sans" “Helvetica" と特定の書体名を指して使われたりもしている。



書体とは?

ミチル:なるほど、なるほど。では、「フォント」は?
教授:「フォント」は金属活字の時代に、あるデザイン様式で揃えられた特定の寸法(サイズ)と太さ(ウエイト)の活字、一揃いを指す言葉だった。
今ではコンピュータやスマートフォンで表示される文字のことを「フォント」と呼ぶようになったわけだ。金属活字は特定の人しか利用しない専門的なツールだったのに対し、コンピュータやスマートフォンが多くの人が利用する身近なツールになったため、現在では「書体」と「フォント」が同じ意味として使われることが多くなったというわけだ。



フォントとは?

ミチル:ご説明ありがとうございます。普段、何気なく「書体」と言ったり、「フォント」と言ったりしていましたが、「書体」が「フォント」としてより多くの人に使われていく時代が訪れる中で、「書体」や「フォント」の言葉の意味も変化していったというわけですね。時代とともに文字の文化も変わっていくんだなぁいうことが分かって、とても勉強になりました。
教授:ついでだから「字体」や「字種」、「字形」についても簡単に説明しておこうか。
ミチル:宜しくお願いします。
教授:まず「字体」だが、文字の骨格となる形を指す言葉だ。次に「字種」とは同じ読み方、同じ意味を持ちながら字体が異なる漢字のまとまりのことで、「字形」は個々の文字の見た目の形状を指している。同じ文字でも、「書体」によって点の角度やハネ、ハライの位置が微妙に異なることもあるが、このようなデザインの形を指していると思えば良い。
例えば「応」という文字を例に挙げると、当用漢字で採用された「新字体」では「応」と書くが、「旧字体」では「應」と書くため、『字体が異なる』と言えるが、「字種」としては、「応」と「應」は同じ読み方・同じ意味を持つ『同じ字種』と言える。また、「応」と同じ音読みの「央」という文字は訓読みや文字の意味が異なるために『別の字種』と言えるわけだ。「字形」についても補足すると、下記のようにゴシック体の「応」でも「DF金剛黒体」と「DF平成ゴシック体」など、書体ごとにデザインが違っており、その違いを意味している。



字体・字種・字形とは…?

ミチル:ご説明ありがとうございました。
教授:今回はここまでにしておこう。次回は文字の部位を表す用語、エレメントについて説明しよう。
ミチル:次回もよろしくお願いします!
 
文字アカデミー校章
文字アカデミー
文字の文化について深く学ぶことができるアカデミー。多くの文字ッ子が集まり、日々、文字のプロフェッショナルになるべく奮闘している。


ミチル
ミチル
文字アカデミーに入学した女の子。気になった文字用語などをモジバタ教授にドンドン質問していく。DynaSmartシリーズのカタログにも登場しているらしい。


モジバタ教授
モジバタ教授
文字文化の研究に人生を捧げた文字アカデミーの教授。どことなく風貌がダイナコムウェアの某顧問の人にも似ている気がしないでもない。


〇文字アカデミー講義一覧
・文字アカデミー入学案内
・第1回


〇講義に登場した書体

UD明朝体W5
詳細はこちら


DF金剛黒体Regular
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DF中太楷書体 令和版
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DF平成ゴシック体W3
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ゴシック体・明朝体から、多種多様なデザインの書体まで揃ったダイナフォント
ゴシック体・明朝体から、多種多様なデザインの書体まで揃ったダイナフォント


 
ダイナフォントは上記で説明したゴシック体や明朝体などベーシックなフォントから、全ての人に配慮して誰にでも読みやすいUDフォント(ユニバーサルデザインフォント)、楷書体・行書体・隷書体などの毛筆系書体、手書きの温もりを感じさせる手書き風書体、テロップでの使用に適したテロップ書体、そして個性に溢れたバラエティ豊かなデザイン書体まで、映像やゲームで使用する際にはもちろん、印刷物、Webデザインなどにも適したフォントを多数取り揃えたフォントシリーズです。


 
〇書体を思う存分使ってみたい! 皆さんの使用用途にあわせて、選べる、ダイナフォント製品
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