霓裳羽衣 / 舞風隷書体
舞風隷書体
霓裳羽衣
文字として記録をする過程で、フォントは「筆」と同じような役割を果たす存在と言えるでしょう。
舞風隷書体は伝統的な書道の様式を基に隷書体特有の横長の骨格と波打つような運筆である波磔を取り入れ、力強さの中にも躍動感のある運筆で、伸びやかなはらいと滑らかな提按(上げ、押さえ)といった隷書体の個性を際立たせ、文字の美しさを表現した書体です。
今回の撮影では舞風隷書体を具現化させるために、ダンサーが宙を舞い踊る様子を通じて文字を書くシーンを表現しました。撮影現場ではカメラを固定させ、目印として立ち位置を示すシールを床に貼り、両側から黄色と赤の2色のライトをそれぞれ当てて中央部分にグラデーションができるように照明を配置しました。真っ白な衣装を身にまとったダンサーが2、3歩ステップを踏むと、色が交わる地点に向かって高くジャンプします。これは簡単なジャンプに見えるかもしれませんが、全身の筋肉を使ってなされた熟練の技です。何百回にも渡り繰り返してジャンプのシーンが撮影される中で、身体のラインの美しさ、角度、衣装の揺れ幅など全てが最も美しく見えるようなカットが選び抜かれました。

カテゴリー:毛筆系書体
書体の太さ:W7
舞風隷書体は伝統的な書道の様式を基に隷書体特有の横長の骨格と波打つような運筆である波磔を取り入れ、力強さの中にも躍動感のある運筆で、伸びやかなはらいと滑らかな提按(上げ、押さえ)といった隷書体の個性を際立たせ、文字の美しさを表現した書体です。
