金剛黒体 タミル語
タミル語はインド政府が古典語として認定した言語の一つで、その歴史は2,000年にも及び、現在、南インドやスリランカ北部および東部、その他30ヶ国余りの国々で使用されている言語です。 【デザインの発想】 உணர்வின் வாசம் インドの多様な文化においてカラフルな香辛料はとても重要な役割を担っています。タミル語の一言一句からはスパイスの香りが漂い、文字を組み合わせて文章にすることで、色鮮やかな香辛料の景色が目の前に広がるようです。文字を読み進めるたびに様々なスパイスが並べられた市場を歩いているかのような感覚を覚えるでしょう。 幾重にも重なりあったヤシの葉が徐々に開いて葉をかき分けて進んでいる内、独特な風情が漂うインドを訪れたかのような感覚をもたらしてくれます。手のひらにそっと握られた黄金色のさまざまな香辛料は、文字を作る際にその土地の文化的な要素を抽出する段階を描いており、粉状の香辛料へと変化していくシーンでは、デザイナーが文字を作る際に、その土地の文化と文字を細かく擦り合わせ、融合させていく工程を表現しました。マットな質感のブラックで色付けされた葉の上に金色の粉が舞い落ちていく様子は文字に魂が宿り、輝かしい姿となった「金剛黒体 タミル語」が金剛黒体のファミリー書体として新たに加わることを予見しています。
【はじめに】
長い歴史を持つタミル語は、植物の葉に文字を書いていた時代の影響を受けて進化を遂げてきました。葉に文字を書く際、葉脈の存在により横画が書きづらくなってしまった事がタミル語にその独特の丸みと美しい曲線を与えました。こうして進化してきたタミル語は、非の打ちどころのない完璧な美しさとバランスさを持つ言語の代表となったのです。
一見柔らかく穏やかに見えるタミル語には2,000年に及ぶ膨大な文化的、歴史的背景が積み重ねられています。タミル語は、こうした言語に関する歴史や伝統文化を重んじており、文字に手を加えたり改革することが好まれなかったため、現在でも、文字に原始言語の美しい姿を垣間見ることができます。
「金剛黒体 タミル語」は、文字の空間と線の太さが均等で滑らかな曲線が文字本来の美しさを際立たせました。また、同シリーズの欧文を参考にし、「m」などの文字に見られる曲線に合わせることで、金剛黒体のファミリーとして馴染むようにデザインされています。
文字が伝える異国の香り
【撮影】
【制作秘話】

カテゴリー:基本書体(多言語)
書体の太さ:Ultralight / Thin / Light / Regular / Medium / Semibold
タミル語の数千年に及ぶ悠久の歴史を理解した上ではるか昔の文化が宿る文字の雰囲気を壊さないように、「金剛黒体 タミル語」のデザインでは特に丸みを帯びた弧線を重視しました。文字の奥底に潜んでいる歴史的な重みが文字からも感じ取れるようなデザインはこうした工夫により生まれました。


「金剛黒体」は、使う人に寄り添うデザインという事を高く評価され、2018年度の中華圏向け商品をターゲットとしたデザイン賞である「GOLDEN PIN DESIGN AWARD(金點設計獎)」を受賞しました。
金剛黒体「GOLDEN PIN DESIGN AWARD(金點設計獎)」受賞に関する詳細はこちら
DF King Gothic TA10(タミル語)Medium / DF King Gothic TA10(タミル語)Semibold
※「金剛黒体 タミル語」は、ダイナフォント年間ライセンス「DynaSmart V」に収録されています。
「多言語統一デザインによる「金剛黒体」90書体を「DynaSmart V」新書体として9月12日から提供開始」はこちら
※また組込み用フォントとしても提供されています。
「視認性に優れたグローバルフォント「金剛黒体」に新たにタミル語、シンハラ語、タイ語(モダンタイプ)が追加」はこちら