PICK UP 書体
2018年01月05日

DynaFont PICK UP書体-ナーティ

いたずら好きの小さな怪獣 ナーティ

「いたずらをしているわけでもなく、
いたずら好きでもない。
床一杯に散らかったおもちゃには、
子供ならではのアイディアが溢れている。」

あなたの家にも、いたずら好きの男の子はいますか?悪巧みを働いたり、だだをこねたりして、すぐに人を怒らせますが、次の瞬間には周りの人を笑顔にさせてくれる存在でもあります。デザインを行う際には、ルールを破り、遊び心を取り入れなければなりません。デザイナーは男の子らしいやんちゃな性格をフォントの個性として取り入れ、デザインを行いました。今回は、腕白でやんちゃな要素が満載の書体であるナーティをご紹介します。
 
いくつものピースを繋ぎ合わせるように、「遊び」から生まれた新たな書体
ナーティのアイディアは、昔ながらのシンプルで面白い知育玩具である「タングラム(Tangram)」から生まれました。古代中国人が発明したと言われているタングラムは、正方形を7分割し、何種類かの形状にしたもので、組み合わせによって、人物、動物、建物などさまざまな形を作ることが出来ます。知恵を絞りつつ、ルールという殻を破りながらパーツを組み合わせることで、面白い形が出来上がります。

デザイナーは普段から遊び心があり、ある時何も考えずにタングラムで遊んでいたところ、大きさもバラバラの三角形のパーツをみているうちに、ふと文字の「はね」に応用できるのではないかという考えが浮かんだと言います。まさに「遊ぶ」ことこそ、アイディアを生み出す最善策と言えるでしょう。こうしたことがきっかけで、もし、文字のパーツをタングラムのように組み合わせたら一体どういう風になるのだろうという想像が膨らんでいったのです。


やんちゃな男の子のような書体
青春を表現したまるもじや、幼さが特長的なクラフト遊とは異なり、ナーティはやや幅広のつくりに、ビー玉のような点筆を合わせ持ち、転折部分の角をそぎ落としたようなデザインと可愛らしい幾何学模様のデザインが特長の書体です。まるで、母親から怒られ、床に散らばったタングラムを拾い集めるように、1文字1文字ずつ組み合わせて出来た男の子らしさに溢れたデザインです。

ナーティは一見するといたずら好きの男の子のように活発で、決まりに縛られていないように見えますが、実はデザイナーが文字にある種の「しつけ」を行っており、筆画の太さに一定のルールが存在しています。全体の骨組みがバラバラになりすぎないように、偏と旁のパーツを若干内側に狭める処理を行っています。こうして遊び心を残しつつ、ルールを作ることで、誰からも愛されるようなデザインとなりました。
タングラム

フォント「ナーティ」のイメージ

フォント「ナーティ」心
ナーティの特長
やや幅広のつくりに、ビー玉のような点筆を合わせ持ち、収筆部分に曲線をつけた短めのはらいとタングラムで用いられる三角形のはねや幾何学模様のような筆画が特徴です。ナーティはまるでやんちゃでパワフルな男の子が、見る人をいつも笑顔にさせてくれるような書体です。


ナーティの特長
▼ナーティ 書体見本
ナーティ 書体見本

おすすめの活用方法
ナーティはタイトルやサブタイトルでの使用に適しており、特長的な筆画と遊び心満載の個性的な書体で、玩具や児童書、雑誌などのキッズ用品にぴったりです。また、短編小説、しおり、カードから洋菓子やスナック菓子などの食品まで明るく、アグレッシブで遊び心のあるイメージを演出することが出来ます。

ナーティ 活用法

※ナーティは、ダイナフォント年間ライセンス「DynaSmart」シリーズに収録されています。DynaSmartシリーズの詳細はこちら

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