連載コラム
2017年05月22日

ぬらくら 第74回 曜日の名前

天気が悪かったり、週末の予定が埋まっていたりで今年はとうとう花見に行けず、気がつけば通勤電車の窓から見える桜は葉桜、既に若葉の季節に突入です。

この記事が皆様の手元に届く頃は、この間始まったばかりだと思っていたこの年も、既に三分の一が過ぎようとしています、早過ぎる!

さて、前回は十二ヶ月それぞれの英語名を覚えるための替え歌をご紹介しました。

今回は曜日(七曜 *1)です。

週や曜日に対する概念は古代バビロニアで生まれて、紀元前一世紀の頃にギリシアやエジプトで完成したようです。さらに古代バビロニアからさまざまな経路を経てユダヤ教徒が使ったものがそのままキリスト教徒に伝わったと言われています。

日本には平安時代の初めに、唐に留学した僧が持ち帰った「宿曜経」などの密教教典によって伝わりました。宿曜経が伝えられて間もなく、朝廷が発行した「具註暦」にも曜日が記載されているそうです。さらに、藤原道長の日記「御堂関白記」にも毎日の曜日が記載されているということです。

ただ、現在のように曜日を基準として日々の生活が営まれるようになったのは、明治の初めにグレゴリオ暦(太陽暦)が導入されて以降のことになります。

日本語の各曜日には中国から伝わった星に由来する呼び名(七曜)がついていますが、これを英語の曜日名に関連付けた語呂合わせ歌があります。

月桂冠を望マンデー(Monday)
火にも飛び込むチューズデー(Tuesday)
水田に苗をウエンズデー(Wednesday)
木剣を腰にサースデー(Thursday)
金髪料理はフライデー(Friday)
土産を持ってごぶサタデー(Saturday)
お日さま空に燦々デー(Sunday)
曜日の語呂合わせ歌も地方によって色々なバージョンがあるようです。皆さんがご存知の歌はどのような語呂合わせなのでしょう。

ちなみに、英語の月曜日は月(Moon)、火曜日は北欧神話の軍神テュール(Tyr)、水曜日はアングロサクソンの神オーディン(Woden)、木曜日は北欧の雷神トール(Thor)、金曜日は北欧の女神フレイヤ(Freya)、土曜日はローマ神話のサトゥルヌス(Saturnus)、日曜日は太陽(Sun)に由来しています。

中国ではかつて各曜日を日本に伝わったと同じ七曜で読んでいましたが、現在は月曜日から土曜日までを順に星期一、星期二、星期三、星期四、星期五、星期六と数字で呼び、日曜日を星期日と呼んでいます。

各曜日の呼び方には国や地域によってさまざまな呼び方があるようです。

*1 七曜(しちよう)
肉眼で見える惑星を五行説(万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという古代中国の思想)と対応させた火星・水星・木星・金星・土星と、太陽と月を合わせた7つの天体のこと、七曜星とも言う。

【参考資料】

Wikipedia <https://ja.wikipedia.org/>

タイトルの「ぬらくら」ですが、「ぬらりくらり」続けていこうと思いつけました。
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  著者 Information

ダイナコムウェア コンサルタント
ダイナコムウェア コンサルタント
mk88氏

PROFILE●1942年東京都生まれ。
1966年桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン科卒。
設備機器メーカー、新聞社、広告会社を経て、
総合印刷会社にてDTP黎明期の多言語処理・印刷ワークフローの構築に参加。
1998年よりダイナコムウェア株式会社に勤務。
Web印刷サービス・デジタルドキュメント管理ツール・電子書籍用フォント開発・
フォントライセンスの営業・中国文字コード規格GB18030の国内普及窓口等を歴任。
現在はコンサルタントとして辣腕を振るう。
Blog:mk88の独り言

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