メイキングストーリー
2017年03月06日

青春が過ぎた今でも、音楽はいつも心に。 / 琺瑯看板体

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【はじめに】

琺瑯看板体は端正で滑らかなストロークがシンプル且つ力強い書体です。太い縦画を中心に細い横画、はらいを加え、全体的にうまくバランスを取っています。太いストロークが書体に力強さや迫力を与えており、広告のキャッチコピーにおいて説得力や信頼感を与える事ができます。

【デザインの発想】

青春が過ぎた今でも、音楽はいつも心に。
 
レコード店に一歩足を踏み入れると、懐かしい記憶が蘇ってくる。
棚に並んでいるレコードは、全て青春時代によく聞いていたお気に入りの曲で、冒頭のイントロが流れただけで反射的に曲名を答えられる。そのメロディーは消えることなく、頭の中でずっとリフレインされている。どの曲も掛け替えのない記憶であり、聞けば思わず懐かしさで口元が緩む。青春が過ぎた今でも、音楽はいつも心に。

【撮影】

ノスタルジーを忠実に表現するために、全体的に落ち着いていて、レトロな雰囲気を感じることができるコントラストで調整し、映画の脚本のようなディテールやプロットにこだわりました。レコードラックをポイントに、手でレコードを掴む仕草を加え、お目あてのレコードを探しながら何度も手に取っているような様子を表現しました。落ち着きのある静かなシーンに動作を加え、ストーリーを作りました。

【制作秘話】

このシーンを撮影するにあたり、大量のレコードを収集しなければなりませんでした。製作チームは様々なツテを用いて、現在は市販されていないマニア垂涎の貴重なレコードを探し出しました。こうして撮影に使用するレコードが揃った時、現場のスタッフも思わずため息が出る程の光景となりました。これだけの貴重な品々を目の前にしたスタッフは、感動と共に細心の注意でレコードを扱わなくていけない緊張感を同時に味わいました。
レイアウトが決まったあと、撮影スタッフはライトを白熱灯で調整し、レコード店の雰囲気を演出しました。また手の演者に関しても、動きを止めることなく棚の中で自然な感じでレコードを探しているかのような動きが要求されました。

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テイクを何度も繰り返し、撮影された写真は最終的に80点程になりました。写真を見比べ、ほんの少し面白みに欠けていると感じた制作スタッフは、レコードの棚の上に小さな石の置物を置くことで、神秘的な雰囲気と重量感を加えることができ、全体的な雰囲気を程よくレトロに仕上げることができました。
撮影が終了し、完成した画像はすばらしく、レトロ好きな人達の心をくすぐるような仕上がりとなりました。
この画像を観た人に、青春と共にあった音楽の記憶を呼び覚まし、懐かしき時代へとタイムスリップしたような感覚に浸ってもらえたら幸いです。


琺瑯看板体
琺瑯看板体
カテゴリー:POP系書体
書体の太さ:W12
古き良き時代の音楽パーティに使用されていた円盤録音機で再生した黒い円盤のイメージと琺瑯看板文字をヒントに、昭和の文字印象を応用したレトロ間あふれる書体です。太い縦画を中心に細い横画、はらいを加え、全体的にうまくバランスを取っています。太いストロークが書体に力強さや迫力を与えており、広告のキャッチコピーにおいて説得力や信頼感を与える事ができます。
琺瑯看板体

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