ダイナフォントストーリー

カテゴリー:メイキングストーリー
2016/06/10

自分への挑戦 The moment of living my dream / 南極POP

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【はじめに】

南極POPは、「角POP」をベースに、結びには山の頂のように尖った筆画を採用しています。また、筆画に隙間を残し、それはまるで登頂する合間にちょっと一休みをしているようで、夢を叶えるためにひたむきに努力をしている様子を表現しています。
 

【デザインの発想】

泥だらけになっても構わない、
ただ夢に立ち向かう歩みを失いたくないだけ。

-南極POP

物事には、今やらなければこの先もやることはない、そんな事があります。
夢へ踏み出すその瞬間にやっと気づく。今まで服が汚れることを心配していたのではなく、ただ踏み出すのが遅すぎたせいで、夢を叶える歩みに追いつけなくなってしまうことが怖かったのだと。そして、もう一度全ての登山装備を点検し、自分にこう言う。「失敗することは大したことじゃない、辛いのは何もせずに後悔することなんだ。」
目標の山頂に向けて、いざ出発!

【撮影】

今回の撮影のテーマは、山頂を目指し、頂上に到達する前に再度登山装備を点検している瞬間です。そのため、道具を選ぶ際も基本的な登山装備をメインに、困難に挑戦する雰囲気を描きだしました。また、さらに登山中の雰囲気を表現するため、砂や石も必要な要素です。最後に、白色光をメインとして取り入れ、全体を力強いベールで覆い、夢を追いかける思いを大胆に表現しました。

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↑撮影風景

【制作秘話】

今までのシリーズの中でも、登山編の道具が最も準備しやすいものでした。というのも、台湾デザインチームの社内には登山愛好家が多いからです。脚本で登る設定にしている山も5、6000メートル以上の険しい高山ではないため、テントや寝袋、その他の専門的な登山道具を準備する必要はなく。ほとんどが同僚から借りたものだったので、撮影をスムーズに終えることができました。
机に見立てる木板は監督が準備していたのですが、質感があまりにもきれいで、これでは苦労をしながら山の上までたどり着いたような雰囲気が薄れてしまうので、デザインチームは庭の泥や砂利を使って一から「修正」を加えることで、味のある質感に仕上げました。


南極POP
南極POP
カテゴリー:POP系書体
書体の太さ:W7
南極POPは漢字の角部分を尖ったストロークにし、まるで南極にそびえ立つ山脈の頂きを連想させる爽やかなデザインになりまた、ストロークの繋ぎ目に空間を施すことで、硬さの中にもどこかホッとするユニークさが生まれました。
南極POP

本文に記載している南極POPは年間ライセンス製品「DynaSmart」シリーズに収録されています。

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