メイキングストーリー
2016年06月10日

夏を迎える前に Before Summer / 金文ゴシック体

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【はじめに】

金文ゴシック体は、民俗的な雰囲気を持った優雅な線で、内に生き生きとしたエネルギーを秘めています。それはまるで、夏の到来を感じさせるようで、お祭りの季節にワクワクするような気持ちをイメージさせます。

【デザインの発想】

夏がやって来る前に、部屋を夏で埋め尽くす。
—金文ゴシック体

男の子は部屋に自分のお気に入りの季節をそっと隠す。
夏がやって来る少し前と言えば、ちょうど男の子の節句でこいのぼりを立てる季節が到来し、また一回り成長したという意味も込められています。またそれだけでなく、夏になれば、サイズがぴったりの浴衣を着てうちわ片手に下駄を履き、お祭りへと出かけることができます。とっておきの品々は、大人に見つからないようにこっそりと部屋にある小さな箱にそっと隠す。それは、男の子だけの小さな秘密なのです。

【撮影】

「お祭りのようなエネルギーであふれている」、これがデザインチームから金文体に対する共通の第一印象でした。そのため、春から夏へと季節が移り変わるこどもの日をメインコンセプトに設定しました。画面のデザインにおいて、チームは節句の要素を持つ様々な道具を利用し、また、青空と白い雲をベースに、斜めに降り注ぐ夏の午後の日差しが交錯している様を取り入れ、あふれるエネルギーと色彩のコントラストを表現しました。こうして男の子のお祭りを楽しみにする心をそのまま映し出すだけでなく、画面全体で静と動の美しい調和を描き出しました。
5月5日がもうすぐやって来る!
 

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↑撮影風景

【制作秘話】

他のシリーズに比べ、初夏編は道具集めにしても画面撮影にしても、いずれもとてもスムーズに行われました。台湾でも下駄、浴衣、うちわ等の道具を手に入れる事はそう難しくありません。その中でやや特殊だったのが、撮影当日にダイナコムウェアが持参した日本の蚊取り線香入れでした。台湾の直接皿にのせるタイプとは大きく異なり、見た目も可愛らしい子豚の形で、男の子をテーマとするイメージにぴったりでした。撮影の時も、蚊取り線香の煙がゆらゆらと漂い、夏の雰囲気たっぷりでした。
今回の撮影で一番時間がかかったのは、夏の午後の光の演出でした。光のコントラスト、午後の日光が斜めに降り注ぐ様子を表現するため、最終的にブラインドカーテンに登場してもらいました。(笑)
一通りの撮影が上がり、画像の確認作業に映った際、画面の「色温度が高すぎた」為に、画像の光が真夏といった感じに映ってしまい、春から夏へと移りゆく季節感を出せいないことに気づきました。そこで、監督が照明スタッフに「4月15日頃の気温に合わせて!」と日付を指定して指示を出したのがとても印象的でした。
そのような形で試行錯誤しながら進行していたところ、逆に暗くなり過ぎ、結果「色温度が低すぎる」感じになってしまいました。そこで、また監督が「4月30日頃の気温で
!」と指示をされていました。ユニークな監督の下、撮影現場も温度も熱気に包まれた楽しいエピソードも生まれた、とても面白い撮影でした。


華康金文体
金文ゴシック体
カテゴリー:毛筆系書体
書体の太さ:W5
「金文体」をベースにゴシック体の特徴である角張りや太さの均一性といった特徴をブレンドし、スマートな美しさに力強さが加わった文字デザインはタイトルなどに活用した際、大いに効果を発揮することでしょう。
華康金文体

本文に記載している金文ゴシック体は年間ライセンス製品 「DynaSmart」シリーズに収録されています。

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