佐賀市役所
外字ソリューション導入事例インタビュー
外字ツールを導入することになった経緯を教えてください。 「外字サーバEV」を導入した決め手を教えてください。
私ども自治体は、住民の方々のお名前や住所などを表記する際に外字を用います。それまでは汎用機の外字ソリューションを使用していましたが、市町村合併に際して情報システム統合により外字資産を精査・統合する必要性がありました。特殊な外字を使った地名も多く、対応策として外字ツールを導入する意向で現場の意見が一致た事で、「外字サーバEV」を導入させていただきました。
設計担当者から「外字サーバEV」を推薦され、導入に向け、検討を始めました。決め手となったのはUnicodeが使える点です。汎用機の外字は1,880文字でしたが、合併にあたり他の町村のデータを入力するとそれだけでホスト外字が3,000文字を超えてしまいました。当初、容量を超えた分は削除するか検討していましたが、6,000文字以上使えるUnicodeにした方がメリットが大きいという意見が多く、Unicodeが使える「外字サーバEV]を選びました。各ホストベンダーの文字を持ちつつ、新しい外字を作成できる点は、導入決定において重要視したポイントでした。
佐賀市は人口24万人、風光明媚な自然とロマンあふれる名所旧跡を数多く有する都市です。
効果としては大きくわけて4つ挙げられます。1つ目はUnicodeが使えるため登録数を気にせず外字を作成できるという点です。汎用機の容量を超えた外字を削る必要もありませんでしたし、今では2,400文字の外字を登録し、外字が使われている名前、地名は100%カバーできています。2つ目は個別システムとの連携が実現できたという点です。汎用機の外字ソリューションはメーカー独自のもので、オープン環境での個別システムとの連携が難しかったのですが、私どもが作ったデータがそのまま利用できるようになりました。3つめはコスト面です。ソフトウェアとして安価であるうえ、更新料などもかかりませんので、非常に経済的です。外部委託する時も、業者にソフトを購入してもらえば外字データを共有できるので、外部委託しやすいという点でも助かっています。4つ目は文字が美しく滑らかに印字されるので、視覚的に見やすく好印象だという点が挙げられます。
私どもの業務において外字は避けて通れないもので悩みの種になることもありましたが、「外字サーバEV」の導入により問題が解決されました。現在では、外字が使えて当たり前、「外字サーバEV」があるのが当たり前の環境となり、「外字サーバEV」は手放せないツールになっています。
市制:2005年(市町村合併による)
所在地:佐賀市栄町1番1号
URL:https://www.city.saga.lg.jp
佐賀市は平成17年10月1日に佐賀市・諸富町・大和町・富士町・三瀬村が合併、更に平成19年10月1日に川副町、東与賀町及び久保田町と合併し誕生しました。 More Information